翌年から始まるプロジェクト(Blue CARES)の候補サイトであるPanay島南東部Iloilo州において、2016年9月9日から14日まで、現地調査を行いました。

参加メンバー:
【森林総合研究所】諏訪錬平さん 【灘岡研】江川遼平 【フィリピン大学Visayas校】Mackyさん、Mavicさん

調査内容:
共同でプロジェクトを実施する森林総研の諏訪さんや現地の2名の学生とともに聞き取り調査と現場視察を行いました。マングローブ林の劣化が進んでいるIloilo州のマングローブ林の状態とこれまでの保全・植林活動に関する情報収集が目的です。聞き取り調査では、Barotac Viejo、Banate、Anilao、Barotac Nuevo、Leganes、IloiloにあるLGU(地方自治体)を訪ね、その後マングローブの現場も視察させていただきました。

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Barotac Viejo のLGUでの集合写真
(左からMavicさん、江川、市長、諏訪さん、Mackyさん、職員の方々)

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Iloilo provincial officeでの聞き取り調査の様子

MackyさんとMavicさんは過去のプロジェクト(CECAM)で、LGUの職員の方々と面識があり、おかげ様でスムーズに調査を進めることができました。植林の取り組み状況、結果と反省など、現地の方々の生の声を聞くことができました。また、LGUの方々が今後の調査に協力的な姿勢を示してくださりました。

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捨てられた養殖池に自然に生えたマングローブ(左)と現地の方々の植林の様子(右)

様々な年代に植えられた植林マングローブを確認しました。樹齢の違いによる高さや太さの違いを調べるための良いサイトとなりそうです。