8/15から9/10かけて,灘岡研究室の研究活動として現地調査を行いました.
参加メンバー: 灘岡・渡邉・中村・Sharma・Ferrera・Bernardo・安岡・北沢
現地調査では,「島嶼−サンゴ礁−外洋統合ネットワーク系 動態解明に基づく石西礁湖自然再生への貢献」の研究の現地調査,研究室で設置している雨量計や波高計等の定期メンテナンス・定期採水,石西礁湖・白保・吹通マングローブ,さらに西表島の仲間川での調査を主に行いました.
今プロジェクトは,東京工業大学・宮崎大学・水産総合研究センターと協力して進めています.プロジェクトの趣旨・概要は,有効なサンゴ礁生態系保全策につながる科学的知見をもたらすことを目的に,開発予定の幼生分散モデル等のさまざまな高度な数値モデル群や各種遺伝的解析手法,現場での物理・化学・生物学的調査に基づいて,「島嶼−サンゴ礁−外洋統合ネットワーク系」の観点から生態系の回復力(レジリエンス)を低下させている原因の特定やサンゴの主要な食害生物であるオニヒトデの大量発生・維持機構の解明
を目指すことです.これにより,陸域対策での環境負荷削減目標値の合理的設定や,有効なオニヒトデ対策の提言等を可能とすることが期待されています.
(7/23,24に東京工業大学で宮崎大学・水産総合研究センターの方々も集まり,調査の会議を行いました.そこで,各々の研究内容を6月に行った石垣島での現地調査の内容を踏まえ発表し,8月に行う石垣島での現地調査の準備・打ち合わせを行いました.)