写真集 2013

8/15から9/10にかけて,灘岡研究室の研究活動として現地調査を行いました.
今現地調査では,「島嶼−サンゴ礁−外洋統合ネットワーク系 動態解明に基づく石西礁湖自然再生への貢献」の研究の現地調査,研究室で設置している雨量計や波高計等の定期メンテナンス・定期採水,石西礁湖・白保・吹通マングローブ,さらに西表島の仲間川での調査を主に行いました.
今プロジェクトは,東京工業大学・宮崎大学・水産総合研究センターと協力して進めています.プロジェクトの趣旨・概要は,有効なサンゴ礁生態系保全策につながる科学的知見をもたらすことを目的に,開発予定の幼生分散モデル等のさまざまな高度な数値モデル群や各種遺伝的解析手法,現場での物理・化学・生物学的調査に基づいて,「島嶼−サンゴ礁−外洋統合ネットワーク系」の観点から生態系の回復力(レジリエンス)を低下させている原因の特定やサンゴの主要な食害生物であるオニヒトデの大量発生・維持機構の解明 を目指すことです.これにより,陸域対策での環境負荷削減目標値の合理的設定や,有効なオニヒトデ対策の提言等を可能とすることが期待されています.

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海底に測器を設置する様子.潜ってるのは助教の渡邉さんとポスドクの中村さんです.

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左:石西礁湖に流れ込む河川の水量を測るため西表島の仲間川に測器を設置しました.
右:日本最大のサキスマスオウノキの前で記念撮影.

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最後に,きれいな海をバックに笑顔でピース.お疲れ様でした.