受託研究(東京電力) †
H5年度,10,300千円(代表 灘岡)
新規「雷雨生集中豪雨の予測に関する研究」
概要:
首都圏での降雨セルの発達課程に都市のヒートアイランド効果と東京湾のクールアイランド効果が密接に関与していることを示した。具体的には、首都圏における降雨セルの挙動は、海陸風特に都心部と東京湾により強化された海陸風と他の海陸風との収束により停滞発達している可能性をデータ解析により明らかにした。また都市や水域の効果を含んだ数値モデルの開発により、海陸風の収束によるフロントの形成と水域からの水蒸気の供給が降雨セルを発達させる大きな要因となっていることを示した。