基盤研究(C)(1)(企画調査)

H12年度,3,300千円 (代表者:灘岡)

「アジア・オセアニア地域のサンゴ礁環境保全に関する学際的国際共同研究企画調査」

概要:
アジア・オセアニア地域のサンゴ礁保全に関して重要となるサンゴ礁への環境負荷のモニタリングについて,衛星リモートセンシング画像解析(陸域からの表層土壌流出の評価,サンゴ分布状況や流出土壌堆積状況のモニタリング)の応用と,小型自記メモリ式水温計の多点設置に基づく広域水温観測ネットワークシステム(外洋高温水塊の沿岸への時空間的な波及伝播過程の常時モニタリング)の構築の2点に関して,フィリピン,インドネシア,パラオを対象に,現地研究者と共同で企画検討し,一部予備的な計測を開始した.また,沖縄赤土流出問題を対象に大見謝らによって開発されてきた,表層流出土壌粒子堆積濃度の簡易測定法を普及展開し応用するための検討をパラオを対象に行った.